2026年度の再エネ賦課金は、過去最高水準となる1kWhあたり4.18円に引き上げられています。
一方、2026年7〜9月使用分については、政府による電気・ガス料金支援が実施され、低圧電気の支援単価は7月使用分が3.5円/kWh、8月使用分が4.5円/kWh、9月使用分が3.5円/kWhです。
ただし、こうした支援が今後も継続されるかは不透明です。再エネ賦課金の上昇も重なり、多くのご家庭で電気代の負担がじわじわと重くなっていると言えるでしょう。
原因は一つではなく、賦課金・燃料費調整額・補助金の動向が絡み合っているため、節電だけでは根本的な解決になりにくいのが実情です。
本記事では、2026年に電気代が上がり続けている理由を整理したうえで、東京都にお住まいの方が今すぐ検討できる対策と、太陽光発電・蓄電池を導入した場合の電気代の変化イメージ、業者選びで確認すべきポイントまで解説します。
電気代の高騰にお困りなら、東京都対応の太陽光・蓄電池業者をまとめて比較できるページもあわせてチェックしてみてください。
2026年、なぜ電気代は値上がりし続けているのか
電気代の値上がりは、再エネ賦課金や燃料費調整額といった制度上の仕組みが積み重なって起きています。まずは値上がりの主な要因を整理します。
電気代高騰の主な要因

・再エネ賦課金の引き上げ:2026年度は1kWhあたり4.18円と、制度開始以来の最高水準
・燃料費調整額の上昇:中東情勢の緊迫化などによる輸入燃料コストの上昇が反映
・政府による電気・ガス料金支援の先行き不透明:2026年10月以降の継続は未定
再エネ賦課金・燃料費調整額の仕組みを簡単に解説
再エネ賦課金は、太陽光や風力など再生可能エネルギーで作られた電気を国が定めた価格で買い取るための費用を、電気を利用するすべての人で負担する制度です。
経済産業省の発表によれば、賦課金単価は4.18円/kWhで、2026年5月検針分から2027年4月検針分まで適用されます。月400kWhを使用するモデルでは年20,064円となり、2025年度の年19,104円から年間960円の負担増です。
もう一つの燃料費調整額は、燃料価格などの変動を一定のタイムラグをもって電気料金に反映する仕組みです。2026年も燃料価格等の動向に応じて調整単価が変動しており、実際の単価や推移は電力会社・料金プランによって異なります。

出典:2026年度の再エネ賦課金単価の設定について(経済産業省)
出典:2026年度再エネ賦課金は4.18円!値上がりの要因と推移をおさらい(enemanex)
今後も値上げ傾向が続く可能性がある背景
FIT制度では、電源種別や設備規模によって、10年間または20年間などの買取期間が設定されています。既存のFIT・FIP認定設備に対する買取費用等も賦課金の算定に影響するため、今後も一定の負担が続く可能性があるでしょう。
ただし、賦課金単価は、買取費用等や回避可能費用等、販売電力量などをもとに年度ごとに算定されます。加えて、電気・ガス料金への政府支援策は2026年7〜9月使用分については実施されているものの、10月以降の継続は本記事執筆時点で正式に発表されていません。
過去の実績を踏まえると、冷暖房需要が高まる時期に限定して再開される可能性はありますが、支援がない期間は実質的な値上がりとして家計に響きやすくなります。燃料価格の動向次第では、燃料費調整額がさらに上振れするリスクも否定できません。
出典:電気・ガス料金支援に伴う値引き特例認可について(経済産業省)
電気代高騰に対して家庭でできる対策の全体像
電気代対策には、今日からすぐに始められる工夫と、電気代の仕組みそのものを見直す根本的な方法があります。

節電・電力会社の見直しなど「今すぐできること」
今すぐできる対策としては、エアコンの設定温度を1〜2度見直す、契約アンペア数を使用実態に合わせて適正化する、電力会社や料金プランを比較して切り替えるといった方法が挙げられます。
基本料金や従量単価は電力会社ごとに異なるため、比較サービスを使えば自宅の使用状況に合ったプランを手軽に確認できます。
ただし、こうした工夫だけでは、電力使用量に応じて負担する再エネ賦課金などの影響を完全に避けることはできません。
また、燃料費調整額などの料金構成や算定方法は、電力会社や料金プランによって異なります。そのため、契約先やプランの見直しだけでは削減が難しい費用もあると言えるでしょう。
根本対策としての太陽光発電・蓄電池導入
根本的な対策として注目されているのが、太陽光発電と蓄電池の導入です。
太陽光発電で作った電気をその場で使う自家消費を増やせば、電力会社から購入する電力量そのものを減らせるため、賦課金や燃料費調整額の影響を受けにくい暮らしに近づける可能性があります。
さらに蓄電池を組み合わせれば、日中の余剰電力を夜間や天候の悪い日にも使えるようになり、自家消費率をより高めやすくなるでしょう。初期費用はかかるものの、電気代の値上がりが続く局面では、長期的な負担軽減につながるケースもあります。
電気代の負担をさらに抑えたい場合は、国や自治体の補助金制度もあわせて確認しておくとよいでしょう。

【2026年最新版】東京都で利用できる太陽光発電の補助金情報一覧
【2026年最新版】東京都で利用できる蓄電池の補助金情報一覧
太陽光+蓄電池でどのくらい電気代が変わるのか
太陽光発電と蓄電池を導入すると、電気代がどのように変化するのか、一般的な試算イメージで確認します。
自家消費率を高めることで電気代が抑えられる仕組み
太陽光発電による電気代削減の鍵は、発電した電気をその場で使う「自家消費」を増やすことにあります。一般的に、蓄電池を設置していない住宅の自家消費率は約30%程度にとどまるとされます。
これは、太陽光の発電量が多い日中の時間帯と、家庭の電力消費が増える朝・夕方以降の時間帯がずれているためです。自家消費した電気は、電力会社からの購入量そのものを減らせるため、売電よりも家計への影響が大きくなりやすいという特徴があります。

蓄電池がある場合とない場合の違い
蓄電池がない場合、日中に自家消費しきれなかった余剰電力は、売電契約を結んでいる場合には電力会社などへの売電に回ります。
一方、蓄電池を組み合わせると、日中の余剰電力を蓄えて夜間や天候の悪い日にも自家消費できるようになり、自家消費率は60〜80%程度まで高まるケースがあるとされています。
自家消費率が上がるほど電力会社からの購入電力量が減るため、再エネ賦課金や燃料費調整額を含めた電気代全体の値上がりの影響を受けにくくなる可能性もあるでしょう。

以下は、月間の電力使用量が400kWh程度の一般的な家庭を想定した、電気代の変化イメージです。あくまで一般的な試算例であり、実際の効果は住宅の条件や契約プランによって異なるため、正確な数値は個別のシミュレーションでご確認ください。
| 項目 | 太陽光・蓄電池なし | 太陽光のみ導入 | 太陽光+蓄電池導入 |
| 自家消費率(目安) | ー | 約30% | 約70% |
| 電力会社からの購入電力量(目安) | 400kWh | 約280kWh | 約120kWh |
| 電気代(目安・月額) | 約12,400円 | 約8,700円 | 約3,700円 |
※試算の前提:月間使用量400kWh、太陽光4kW・月間発電量目安400kWh、電力単価約31円/kWh、自家消費率は蓄電池なし30%・蓄電池あり70%と仮定
※上記はあくまで一般的な試算イメージであり、削減効果を保証するものではありません。実際の発電量・自家消費率は屋根の条件や天候、生活パターンによって変動します。
出典: 太陽光の自家消費率とは?平均・計算方法・蓄電池で上げるコツ(蓄電ラボ)
出典:1kWhの電気代はいくら?使用量別の早見表と地域別の単価【2026年8月】(セレクトラ)
導入前に確認しておきたいポイント
太陽光発電・蓄電池は住宅ごとに条件が異なるため、導入前にいくつかの確認ポイントを押さえておくと安心です。

屋根の状態・日照条件による発電量の差
太陽光発電の発電量は、屋根の方角や傾斜、設置面積によって大きく変わります。一般的に南向きで日当たりの良い屋根が発電量を確保しやすいとされますが、東西向きの屋根でも設置方法を工夫すれば一定の発電量を見込める場合があります。
また、周辺に高い建物や樹木があると、時間帯によって影がかかり発電量が低下することも少なくありません。同じ容量のパネルを設置しても、住宅ごとの条件によって実際の発電量には差が出るため、事前に自宅の屋根の状態を確認しておくことが大切です。
業者によって提案内容・シミュレーション精度が異なる点
太陽光発電・蓄電池の提案内容は、依頼する業者によって差が出やすい分野です。使用する日射量データや影のシミュレーションの精度、提案するパネルの容量・配置は業者ごとに異なり、同じ住宅であっても見積もりの発電量予測に差が生じることがあります。
過去の施工実績や保証内容、アフターサービス体制も業者ごとに違いがあるため、価格だけで判断すると導入後にギャップを感じるケースも見られます。
そのため、1社だけの提案で判断せず、複数社のシミュレーションを比較したうえで、根拠となるデータや説明の丁寧さを確認することが重要です。
なかには、高度なシミュレーションに加えて日照条件や屋根状況を踏まえ、無理な設置をしない“発電量重視”の設計力を強みとする業者もあります。
「太陽光発電と蓄電池、どちらを優先すべきか迷う」という方は、以下のチェックリストで自分に合う対策を確認してみてください。
| 現在の状況・重視すること | 検討しやすい選択肢 | 確認したいポイント |
| 昼間は家を空けることが多い | 太陽光+蓄電池 | 日中の余剰電力を夜間に活用できる容量か |
| 停電・災害時の備えを重視したい | 蓄電池 | 停電時に使用できる回路・出力・容量 |
| 屋根が南向きで日当たりが良い | 太陽光発電 | 屋根面積・影・想定発電量 |
| 購入する電力量をできるだけ減らしたい | 太陽光+蓄電池 | 発電量・自家消費率・蓄電容量 |
| まずは初期費用を抑えて始めたい | 太陽光発電のみ | 将来の蓄電池追加も含めた設備構成 |
※あくまで簡易的な目安です。最適な組み合わせや容量は、実際の住宅条件をもとにした個別のシミュレーションで確認することをおすすめします。
発電量シミュレーションの精度にこだわるヒカリエの特徴はこちら
よくある質問(FAQ)
電気代対策として太陽光発電・蓄電池を検討する際によく寄せられる質問をまとめました。
Q1.蓄電池だけ導入する意味はある?
すでに太陽光発電を設置している場合、蓄電池を後から追加することで、日中の余剰電力を夜間にも使えるようになり、自家消費率を高められます。
太陽光発電がない状態でも、蓄電池は停電時の非常用電源として利用できるほか、料金プランによっては電気料金が安い時間帯に充電し、高い時間帯に使用することで電気代を抑えられる場合があります。
ただし、太陽光発電の余剰電力を活用する場合とは仕組みが異なり、削減効果は料金プランや使用状況、蓄電池の充放電効率などによって変わるため設置前に確認が必要です。
Q2.電気代が下がるまでどのくらいかかる?
太陽光発電・蓄電池は設置直後から自家消費による電気代の削減効果が期待できますが、初期費用の回収にかかる期間は住宅条件や電気の使い方によって異なります。
一般的には10年前後を目安とするケースが多いものの、断定はできず、個別の試算で確認することをおすすめします。
Q3.賃貸住宅やマンションでも導入できる?
太陽光発電・蓄電池は主に戸建て住宅を対象としたサービスです。賃貸住宅の場合は所有者の許可が前提となり、マンションなどの集合住宅では共用部の制約があるため、管理組合や管理会社への確認が必要になります。
Q4.曇りや雨の日でも発電する?
曇りや雨の日は発電量が晴天時より低下しますが、発電がまったくゼロになるわけではありません。蓄電池を組み合わせておくと、天候による発電量の変動があっても、蓄えた電気で自家消費を継続しやすくなります。
【東京都】太陽光発電・蓄電池のおすすめ業者3選
太陽光発電・蓄電池の導入を検討する際は、公式サイトで確認できる特徴をもとに、複数社を比較してみることをおすすめします。
| 会社名 | 主な取扱・対応分野 | 記事内で紹介している特徴 | 比較時に確認したいポイント |
| 株式会社ヒカリエ | 太陽光・蓄電池・EV・V2H・屋根・外壁など | 日照・屋根状況を踏まえた発電量重視の提案、建物メンテナンスも相談可能 | 発電量シミュレーション、設備容量、屋根を含めた提案内容 |
| 株式会社エコライフ | 太陽光・蓄電池 | 単機能・ハイブリッドタイプの蓄電池を用意、既設太陽光への追加も想定 | 既設設備との互換性、蓄電容量、保証内容 |
| 株式会社翔工務店 | 太陽光・蓄電池・屋根・外壁など | 外装工事を主力とし、屋根の状態も含めて相談可能 | 屋根の状態、太陽光設備の提案内容、施工・保証体制 |
株式会社ヒカリエ

| 会社名 | 株式会社ヒカリエ |
| 住所 | 〒231-0024 神奈川県横浜市中区吉浜町1-9 エトアール吉浜203 |
| 電話番号 | 045-305-4500 |
| 公式サイトURL | https://hikarie-official.co.jp/ |
株式会社ヒカリエは、神奈川県横浜市を拠点に、太陽光発電・蓄電池・電気自動車(EV)およびV2H事業に加え、大規模修繕や屋根・外壁塗装、防水、タイル工事、ドローン点検まで手がける会社です。
「お客様の生活を支え、スマートハウスの普及、日本一の企業を目指し、災害に強い建物にする」という企業理念を掲げています。
強みは、高度なシミュレーションに加え、日照条件や屋根の状況を踏まえたうえで無理な設置は行わず、発電効率を最大化する”発電量重視”の設計力です。6つの価値観を軸にした経営方針のもと、熟練職人による丁寧な施工にもこだわっています。
太陽光・蓄電池の提案から、屋根や外壁など建物全体のメンテナンスまで窓口を一本化できる点も特徴です。発電量を最大限に引き出す精度の高い提案を重視したい人や、太陽光・蓄電池と合わせて屋根・外壁のメンテナンスもまとめて相談したい人に向いている会社です。
◯株式会社ヒカリエの評判記事で詳しくみる
株式会社ヒカリエの太陽光発電の評判は?口コミ・特徴・メリットを編集部が徹底解説!!
◯株式会社ヒカリエについてもっと知りたい方はこちら
株式会社ヒカリエのHPで詳しくみる
株式会社エコライフ

| 会社名 | 株式会社エコライフ |
| 住所 | 〒254-0034 神奈川県平塚市宝町4-14 ハネサム平塚6F |
| 電話番号 | 0463-20-1833 |
| 公式サイトURL | https://eco-life.org/ |
株式会社エコライフは、家庭用蓄電池と太陽光発電を主軸に扱う会社で、公式サイトでは「電気を『作る』『蓄える』『使う』自給自足のエコライフ」の実現を掲げています。
太陽光発電については、電気料金の削減や余剰電力の売電に加え、停電時の非常用電源、屋根の断熱効果による冷暖房効率向上といった複数のメリットを紹介しています。
強みは、単機能タイプ・ハイブリッドタイプの2種類の蓄電池を用意し、既存の太陽光発電システムとの互換性や、氷点下から高温まで対応する幅広い設置環境に対応している点です。
蓄電池は本体15年保証(蓄電容量50%以上を保証するモデルもあり)で、屋外・屋内どちらにも設置できる柔軟さも魅力です。
売電価格が低下している近年、自家消費と蓄電を組み合わせて電気代を抑えたい人や、既存の太陽光発電に後から蓄電池を追加したい人に向いています。
◯株式会社エコライフの評判記事で詳しくみる
株式会社エコライフの評判・口コミは?東京都の太陽光発電・蓄電池設置の利用者の本音を編集部が徹底解説!
株式会社翔工務店

| 会社名 | 株式会社翔工務店 |
| 住所 | 〒225-0014 神奈川県横浜市青葉区荏田西1-1-5 |
| 電話番号 | 0120-857-962 |
| 公式サイトURL | https://kakerukoumuten.com/ |
株式会社翔工務店は、神奈川県横浜市青葉区を拠点に、外壁塗装や屋根修理、雨漏り修理、雨樋清掃などの外装リフォームを主力とする会社です。
仮設足場の設置から外壁塗装、屋根改修までを社内で一貫対応できる体制を整えており、太陽光パネル設置・蓄電池設置についても、公式サイトの施工メニューの中でサービスとして案内しています。
強みは、外壁・屋根のプロとして培った建物診断力を生かし、太陽光パネル設置に適した屋根の状態かどうかも含めて相談できる点です。雨樋の清掃といった小規模な工事にも対応する姿勢や、他社の見積もりとの比較を歓迎する価格への自信も特徴です。
太陽光・蓄電池の導入とあわせて、屋根や外壁のメンテナンス状況も一度に確認したい人や、まずは身近な工務店に相談してみたい人に向いている会社といえるでしょう。
◯株式会社翔工務店の評判記事で詳しくみる
株式会社翔工務店の太陽光・蓄電池設置の評判・口コミは?東京都エリアの利用者の本音を編集部が徹底解説!
まとめ
2026年度は再エネ賦課金が過去最高水準まで引き上げられ、政府の料金支援策も先行きが見えにくいことから、電気代の値上がりは今後も続く可能性があります。節電や電力会社の見直しは有効な工夫ですが、賦課金や燃料費調整額そのものを減らすことはできません。
根本的に電気代の影響を受けにくい暮らしを目指すなら、太陽光発電・蓄電池による自家消費の拡大が有力な選択肢になります。
屋根の日当たりに余裕があり、まずは費用を抑えて始めたい方は太陽光発電のみからの導入、日中不在が多く自家消費率を高めたい方や災害時の備えを重視したい方は、蓄電池を組み合わせた導入が向いています。
提案内容やシミュレーションの精度は業者によって差が出やすいため、複数社を比較しながら、自宅に合った対策を検討してみてください。
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